タクシードライバーが登場するおすすめ映画8選

タクシーは、誰もが一度は乗ったことがあるはずでしょう。ニューヨーク名物として有名なイエローキャブ、ロンドン名物の黒塗りブラックキャブ、あるいは中小タクシー会社の目立たないタクシーなど、公共タクシーサービスは、私たちが日々頼りにしている交通手段のひとつなのです。

  • 『タクシードライバー』

マーティン・スコセッシ監督が手がけた有名な映画。社会的な機能不全に陥った一匹狼が、思春期の娼婦と出会ったことをきっかけにアンチヒーローになるというストーリーで、名優ロバート・デ・ニーロが主人公タクシードライバーのトラヴィス・ビックルを演じています。トラヴィスが運転するタクシーは乗りたくないものですが、無防備な犠牲者に怒りをぶつけるためなら、彼が窮地を救ってくれる可能性は十分にあります。本作は映画界で最も有名なタクシーが登場するシーンが含まれていて、あらゆる意味で名作となっています。

  • 『フィフス・エレメント』

突然ですが、高所恐怖症ですか?それなら、ブルース・ウィリスが運転する空飛ぶタクシーを避けたほうがいいかもしれません。作中では、23世紀になった都市に高層ビルがずらっと立ち並んでいて、移動するには空に浮かぶ公共交通機関を利用しなければなりません。主人公の愉快なタクシードライバーは、ひょんなことから地球を救うための冒険をすることになるのでした…。皆さん、よく注意して近づいてください。それと、高額な運賃を支払う覚悟をしておきましょう。

  • 『ナイト・オン・ザ・プラネット』

映画1作品で、5人のタクシードライバーと5回分のタクシー乗車を体験できるなんて、そんないい話はありませんよね?ジム・ジャームッシュ監督が手がけた本作では、一晩で地球上にある5つの場所を舞台にストーリーが繰り広げられます。ジャームッシュ監督は、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキで行われた5回のタクシー乗車の様子を描きながら、乗客と運転手の間に築かれた短くも密な関係を見事に表現しました。

  • 『マイ・ソン・ザ・ファナティック(原題:My Son The Fanatic)』

ウダヤン・プラサド監督による本作は、ハニフ・クレイシ著作の同名の短編小説を原作としており、俳優オム・プリがタクシードライバー役で主演出演しています。プリ演じる主人公は、過激なイスラム教に改宗した息子の問題行動を心配するようになります。彼は、女優レイチェル・グリフィス演じる近所の娼婦のもとに逃げ、仲間意識を持ちながら、まっとうな生活を送ろうとするのでした…。このイギリスの社会派ドラマは、先見の明がありながらも誠実であるため、辛辣かつ心温まる作品となっています。

  • 『TAXi』

タクシードライバーには、やっぱりスピードが必要ですよね?ジェラール・ピレス監督による1998年の映画『TAXi』は、スピード狂のタクシードライバーを描いた作品です。タクシードライバーとして働く主人公ダニエルは、レーシングドライバーになることを志しています。ボンネットの下にあるスーパーチャージャー付きのエンジンのおかげで、乗客を記録的なスピードで連れて行くことができるのです。鑑賞する際には、シートベルトを締めて、命綱をつけるのを忘れないように!(笑)

  • 『キャリー・オン・キャビー(原題:Carry On Cabby)』

本作の製作スタッフは、タクシードライバーとしての世界を面白くアレンジし、最も愉快なタクシードライバー映画を完成させました。Speedee TaxisとGlamCabsを経営するライバル夫婦(シド・ジェームズ役のチャーリー・ホーキンスとペギー役のハッティー・ジャック)を描いた物語です。夫のシドに捨てられたと思った妻のペギーは、彼を懲らしめるためにGlamCabsを立ち上げますが、予想外にもその会社が軌道に乗り、夫のビジネスの存続を脅かすことになります。一方、シドは、ライバルのタクシー会社が妻の会社であることをまだ知らないのでした…。